1972年3月メキシコシティ生。メキシコ国立自治大学の国立造形美術学校でビジュアルアーツの学士号を取得(1990-1994)。在学中には優秀学生に与えられるガビノ・バレダ賞を受賞、卒業論文「メキシコの火山：野外創作体験」は優秀論文に選出された。その後、ルイス・ニシザワ画伯のもと、グアナファト市民美術館、メキシコ国立芸術センターにおいて多方面に渡って技法などのコラボレーションを行った(1995-1999)。
これまで、フェレラ芸術自然センター(Centre d´Art i Natura de Farrera,スペイン/パリャーズ地方,1997)、Mex-Am基金グルーポ・サリナスの奨学金を得て、バーモント・スタジオ・センター(Vermont Studio Center,米国/バーモント州ジョンソン,2002)ジョージ・ニック氏に、エル・モンセラ美術大学(El Montserrat College of Arts,米国/マサチューセッツ州ビバリー,2014)クリストファー・チッペンデール氏に師事し、ベニントン・カレッジ(Bennington College,米国/バーモント州,2015)で風景画を描くなど、4つのレジデンス・プログラムに参加している。また、スペイン、フィンランド、エクアドル、米国、メキシコのサポートを得て各地の現場で風景画を描くプロジェクトを展開、日本では在日メキシコ大使館の招聘により、20日間滞在して富士山を直接「現場」で描くプロジェクトを展開し、あらゆる角度から富士の姿を描いた(2014)。

また、野口英世記念会至誠館、アルダマギャラリー、コリマ地方歴史博物館、ルイス・ニシザワ美術館、メキシコ州立近代美術館、カサ・デル・リスコ博物館、グアナファト市民美術館、アメリカ大陸初印刷所記念館など、さまざまな美術館やギャラリーで個展を22回開催しており、直近では、野口英世記念展覧会(野口英世記念会至誠館,猪苗代町,2019)、『グランドキャニオン、ザイオン、そして、セドナエクスペリエンス』(Inverarteギャラリー,米国サン・アントニオ,2018）、『クエンカの名残』(アルダマギャラリー,2016)、『メキシコと日本、炎の大地』(在日メキシコ大使館,2014)、『光のエピソード』(カサ・ラム文化センター,2013)を開催している。
1991年以降は60件を超えるグループ展に参加し、これまで作品を展示してきた国はスペイン、米国、イタリア、プエルトリコ、エクアドル、日本やメキシコなどに及ぶ。主な作品展示歴としては以下の通り：『アナワクの眺め』(国立人類学博物館,メキシコシティ,2020)、『アトル、炎と風の大地、崇高』(国立美術館,メキシコシティ,2019)、『芸術から眺めた詩』(カバーニャス文化協会,メキシコ/グアダラハラ,2016、および、カルメン美術館,メキシコシティ,2015)、『第9回アルフレド・サルセの絵画版画ビエンナーレ』(アルフレド・サルセ現代美術館,メキシコ/モレリア,2014)、『マゲイ：ナショナルアイデンティティのシンボル』(ディエゴ・リベラアトリエ,メキシコシティ,2010)、『2つの火山の神話』(メキシコ国立芸術院,メキシコシティ,2005)、『死者の日』(メキシコ現代アートセンター,米国/シカゴ,2003)、『風景への視野、コンセプトそしてアプローチ』(近代美術館,メキシコシティ,1999)。

また並行して数々の展示会において、入賞や入選、また、奨学金も授与されている。代表的なものは以下の通り：優秀大学生奨学金(1991-1992)、第6回全国水彩画コンクール第2位入賞、ホセ・グアダルーペ・ポサーダコンクール入選(1993)、第6回ディエゴ・リベラ版画ビエンナーレ(1994)、第2回エルメネヒルド・ブストス絵画ビエンナーレ選抜作品(1996)、第2回ホセ・グアダルーペ・ポサーダ版画コンクール(1994)では選外佳作、Sinaide Ghi国際水彩画コンクール第4位入賞(ローマ,イタリア,2001)。近年では、第9回アルフレド・サルセの絵画版画ビエンナーレ作品入選(アルフレド・サルセ現代美術館,メキシコ/モレリア,2014)、第1回ルイス・ニシザワ風景画ビエンナーレ作品入賞(ルイス・ニシザワアトリエ美術館,メキシコ/トルーカ,2017)。